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 2000年9月10日号  
ホテル倒産・・・・・”その真実と舞台裏”

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●全ての企業には、”創業期””成熟期””停滞期”(衰退期)又は第二創業期という、一定のサイクルが有り、その時々において又各場面で、生き続ける為のクリエイティブな活動が求められている。

特にホテルのような装置産業は、イニシャルでの巨額の投資が、長期的な回収事業となり、又経年劣化に伴う再投資や運営の活性化等、舞台装置を維持する為の費用が馬鹿にならない。

生命線である、施設の老朽化と人材のマンネリ化が、経営をも圧迫し、マイナスのサイクルをより早める結果となることを、常々確認していきたいものである。


<パート2・ホテルプラザ、その衰退期> 1990年代

いびつな収支構造が、将来を明確に予言していた時期である・・・・

▼売上も停滞、新規事業も失敗し、巨額の損失を抱え、リストラのサイクルも緩やかにして進まず・・・・・この状況の中で、勤続20年以上の社員が、約半数近くいたと聞く。
まさに異論はあろうが、変化を嫌うプラザイズムとでも言おうか、本当の意味での危機感の欠如である。

▼筆者のコンサルティング経験からも、既存のマネージャーや、社員の人事異動を行うだけで ”企業や組織の変革が成功した例は無い”、同じ組織の枠組みの中で、従来通りの考え方や、スキルを維持したまま変革等、どだい無理な話である!!

外部のパワーを導入してでも、”はっきりとした経営姿勢””キレのいい経営感覚”が発揮出来なかったのか・・・・??
いずれにしても、”経営のリーダーシップが強烈に機能し、バランスを取っていればと悔やまれる・・・・・・。”

▼1997年、この頃より売却の話が囁かれ、筆者のような者にも相談がきていた・・・・その中身は、約100億円で土地を除く営業権・・・・・・??
築後30年を経た建物だけでも難有りが、営業権だけで・・・・・(客観的に見ればマイナスにも等しい)その価値観に対するスタンスに、相当のズレを覚えたのを、今も記憶している。


<ホテルプラザ清算> 1999年2月10日記者発表

ある異業種グループの飲み会(1月初旬)で、密かにプラザホテル廃業の発表日を知らされた・・・・・筆者の先輩、知人も多く、半信半疑の為、胸の内に納め、何とかデマであるよう願ったものである。
(後日談ではあるが、外部の者が知り得たこの情報を、ホテル経営陣を含め、誰一人として知らなかったと聞く・・・・)
▼清算前のホテルプラザ、年商約90億円、社員数約450名(人件費率45%〜)
直接的にはホテルの「世代交代」、間接的には、親会社による「不採算子会社の整理」という構図ながら、まさにホテルがホテルとして「自立不能」の状態であったことが全てである。
(運営側幹部にレベルの異なる反論はあれど、将来性を含め、一事業体として客観視すれば、倒産では無く、清算であった事が社員にとって救いであろう。)
閉鎖後、経営サイドとしては、全社員退職金も規定通り支給し、雇用対策室として、一年間もの長い間支援したことは、今の時代評価できる。(余力と体面のなせる業?)

ここで、運営側の大半のホテルマンに、日常的な危機感が希薄であったことも、その後の足取りを見る限り、うかがいしれる・・・・・

▼あるマスコミに載ったホテル幹部談・・・・・・・
”競争激化と不景気の為・・・・”

真意が100%掲載されたとは思わないが、事実なら”何という認識の甘さなのか”と驚かざるをえない。原因の中の一部ではあるが、まさに外が見えない、事業感覚や経営思考の乏しい発言である。
ちなみに、同時期、同規模、ほぼ同社員数で開業した、Tホテルは、売上、評価共にホテルプラザをおおきく下回り続けた為、(自らの位置づけに沿って)大胆な変革を実施、現在、開業時の半数以下の社員数で、それなりに奮闘中である。

▼ここで、ほぼ一年間残務処理(主に雇用斡旋業務)をされた幹部の方々には、心より、ご苦労様と言いたい。

受注済みの宴会・婚礼等、他ホテルに振り替える際、社員を引き取って貰う事も、お願いして廻ったと聞いている・・・・。
(反面、受注済み物件に対し、ハイエナのごとき争奪戦も繰り広げられたようである)

現実に迎合された社員(変化対応力の有る)の方々は、早々と再就職や独立を決められたものの、未だに未就職者がかなり居るようである・・・・・再就職後、数ヶ月で退職した方も多いと聞く。
(プライドは有れど、自信や、それなりのスキルが無い、又現実の経済水準や、業務内容の変化に不満等々である・・・しかも雇用不況で、年輩者・・・)

筆者も、残務処理の方々とは、毎月お会いし、僅かではあるが雇用斡旋のお手伝いをさせて頂いた関係上、何とか異業種でも可として、頑張って頂けないものかと願っている。
その残務処理も、今年3月で幕を閉じ、代表の方とは今も、定期的に情報を持ち寄っている。

▼最後に・・・・・・・・・
業界に携わる者として、全てを客観視した上で掲載しました、その内容について、元プラザの方々に対し、失礼があったならば、お許し頂きたい。

●今まさに、従来型ではなく、それぞれの事業目的に合致した、新しいタイプのホテルが、続々と誕生している!!
新しい発想と、事業企画を、真新しいキャンパスに描く<オリジナリティーの時代>

   ”旧時代のホテルマンよさらば”と我が胸にきざむ!


▼つづく。。。。。To be Continued・・・・・・

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